短編

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泣き虫光忠とその保護者長谷部の話

8977文字 俺はどこにでもいる普通のへし切長谷部だ。そしてこれもまたありきたりだが、燭台切光忠と付き合っている。そこまでは、まあいい。よくある話だ。 ただ問題は、俺の光忠が一般的な燭台切光忠からは少々外れた個体だということだ。どういう風に...
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こいにおちる

14887文字 僕が長谷部国重くんの家庭教師になったのは、まだゴールデンウィークが明けたばかりの事だった。 大学生活の片手間に始めた塾講師のアルバイトは僕の性に合っていたらしく、生徒からもそこそこ人気を博していたところ、ある日塾長から直々に...
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スイートハニーは俺のもの

7960文字「わー、光忠だ!」 駅のホームで電車を待っていると、後ろからそんな声が聞こえて内心どきりとした。「光忠、マジでかっこいいよね」「今度の写真集もう予約した?」「通常版と限定版両方とも予約済」「いいなー。私悩んでとりあえず限定版だけ...
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愛を一輪

8307文字(全2ページ合計)愛を一輪「長谷部、そっちの水揚げは済んだか?」 「ああ、薬研か。手筈通りだ」 「そうか。こっちも大体終わった。……奴やっこさん、今日も来るかな」 ドキリとしたのを気づかれないように、俺はくるりと後ろを向いて手の...
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犬も喰わない三日間

14554文字1日目「おい左文字、粟田口。お前ら、料理作れるか?」 同僚の長谷部国重がいきなりそんな事を言って来たので、左文字宗三は怪訝な顔をした。「作れるか作れないかで言ったら作れますけど……」「俺も作れるが、どうした急に」 首をひねった...
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休日前夜

6136文字 客先の都合でGWも出勤が続いていて、ここ最近は休む暇がなかった。代休の消化をするのにいつ休みを取ろうかと考えていると、現在交際中(不本意にも)の恋人が「僕も合わせるから7日に休もう」と強硬に主張してきた。 そうして、5月6日の...
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バリタチ!

29712文字(全3ページ合計)1.この俺がネコだなんてありえない! 長谷部国重は目の前の映像に絶句した。『ぁあッ、あっ、やあ、も、いきたくない、やらっ』『大丈夫だよ。ほら、ここ、ぐーって押すと気持ちいいね? 気持ちいいって言ってごらん』『...
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本丸ダイエット大作戦!

9977文字 その日の夕方、審神者は自室で目を覚ました。 壁掛け時計を見れば時刻は十六時で、まだ夕餉前の時間である。昼寝でもしてただろうか、と思ってぐるりと首を動かすと、不機嫌そうな近侍の顔がそこにあって思わず声をあげた。「は、長谷部」「気...
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水底の箱庭

27726文字 金曜の終業後、待ち合わせ場所に指定された居酒屋に行くと、既にジョッキを傾けている黒髪の美丈夫の姿が見えたので、俺は何も言わずに向かいの席に腰を下ろした。「……またか」「まただよ」 そう言ってグビリとビールを飲み干す喉の動きに...
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