短編

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瞳は語る

9773文字 燭台切光忠が遠征から自室に戻って一番最初に目にしたのは、灯りもつけない部屋の中、鞘から出した自分の本体をじっと見つめている恋人の姿だった。「……長谷部くん? 手入れなら電気つけた方が……」 手探りで壁のスイッチに手を伸ばそうと...
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巷で噂の

12623文字「洋菓子が食ーべーたーいー!」 きっかけは審神者のその一言だった。 その本丸の厨を仕切っているのは初期刀の歌仙兼定だった。彼は和食および和菓子全般をそれは手際よく作り上げるものだが、なぜだか洋菓子を作るのが苦手だった。そのうえ...
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恥ずかしがり屋もたまになら

6053文字「長谷部くんって、恥じらいが足りないよね」 突然恋仲の刀からそんなことを言われて長谷部はことりと首を傾げた。 いつものように二人で晩酌をして、いつものように熱烈な交合をしようとして布団に倒れこんだところだった。「何か問題があるの...
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【FC限定ライブ】今まで応援してくれた皆様へ【卒業配信】

2663文字 ピロン♪「……これでいいのかな? テステス、本日は晴天なり。……よし」「みんな、今日はFC限定ライブ、さにチューバーHASEBEの卒業配信にようこそ! 僕はHASEBEくんの彼氏の燭台切光忠です。聞いたところによると、HASE...
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忘れられない夏休み

8458文字 夏は嫌いだ。 まず暑いのが嫌だ。汗ばんでじっとり張り付くシャツの感触の不快さと来たら筆舌に尽くしがたいし、通勤のための満員電車で他人のじめっと湿った肌に触れるのも不愉快だ。 かと思えば、一歩電車や屋内に入れば極寒の冷房が俺を待...
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おてて握っておにぎらず

10296文字 長船光忠、二十八歳独身。職業は保育士。 やはりというか何というか、数合わせで呼ばれた合コンでは女の子達から「子供お好きなんですね」「ピアノも図工も得意なんですか? いいパパになりそう!」と口々に褒め称えられ擦り寄られ大変だっ...
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初恋すてっぷ・あなざー

11663文字 僕は燭台切光忠。長船派の祖・刀工光忠に打たれた刀の一振りで、伊達政宗公に名づけられ、水戸徳川家と長く共にあった太刀だよ。青銅の燭台だって切れるんだ。 僕の朝は早い。男たるもの、朝起きた時から夜眠る時まで――できれば寝ている時...
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初恋すてっぷ

9943文字「生まれ変わってもかならず君を見つけに行くから。だから、待ってて」 そんな約束を交わして、実際に来世で巡り会える強運な恋人同士というのは一体この世で何組いるのだろう。 まず互いにどの時代、どの国に生まれるかというので大きく明暗が...
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祖父の愛人、長谷部国重を譲り受ける長船光忠の話

16086文字(全3ページ合計)本編 長船光忠は小さい頃、祖父の家に遊びに行くとよく遊んでくれた優しいお兄さんが大好きだった。名前は長谷部国重くん。兄弟のいない光忠にとって、長谷部くんはまるで本当のお兄さんのようだった。けれど、何故か長谷部...
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僕達は依存している

3313文字 白くまろい尻がゆらゆらと揺れている。なだらかな曲線を描く割れ目の奥で、限界まで広げられた菊門がひくひくと震えながら僕の剛直を健気に咥えこんでいる。「ん、ぁあ、や、らぁ……! 光忠、みつただぁ! 動いて、突いてぇ……!」 こちら...
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