2022-06

Trust my love and kiss me.

Trust my love and kiss me.・2

5511文字前の話へNOVELへシリーズ一覧へ次の話へ 気づけばどろどろと暗くねばついた液体の中でゆらゆらと揺蕩っていた。周りを見渡しても長谷部の他には誰もいない。生温い水中には魚や海藻の影さえない。 なんとなく心細さが先に立ったが、しかし...
Trust my love and kiss me.

Trust my love and kiss me.・1

5419文字NOVELへシリーズ一覧へ次の話へ 人を信じることは難しい。 裏切られるのは嫌だ。見捨てられるのも、置いて行かれるのも。 もう二度とあんな痛みを負うのは御免だと心を閉ざして生きてはきたものの、誰にも心を預けまいと肩肘を張り続ける...
短編

レンタル彼氏長谷部くん

29565文字(全2ページ合計) その本丸は元々はごくごくありふれた普通の本丸だった。 歯車が狂いだしたのは審神者が怪しい投資話に乗った頃だった。元々ギャンブルが好きで浪費癖のある審神者だったが、本丸の刀達が一丸となって支えてようやく通常の...
短編

夜半、男の夢を見る。

12148文字(全6ページ合計) ――これは、夢だ。 敵襲だ、と遠くで誰かが叫ぶのを、「わかっている!」と返して、長谷部は己の本体を構えたままじりじりと間合いを測る。 眼の前には足の速い槍や苦無達がひしめき、退路は中脇差達が塞いでいる。その...
短編

僕のふたりのお嫁さん

6731文字 戦場の土埃や返り血を湯殿で軽く落としてから、僕は恋人達の待つ部屋へと足を急がせた。悪趣味な彼らは僕の体臭があった方が興奮するのだと残念がるけれど、戦場から帰ったそのままの姿で彼らとそういうコトをするなんて僕の矜持が許さない。 ...
短編

戀という字を分析すれば

14073文字(全3ページ合計)「主、恋とはどういった感情なのでしょうか」 この本丸では月に一度審神者が刀剣男士たち一人一人と面談を行うのが慣例となっていた。本丸には慣れたか。なにか不満はないか。欲しいものはないか。人として生活するにあたっ...
短編

激しいのがお好き

11605文字(全2ページ合計)激しいのがお好き「あっ、ん、みつただぁっ」「っう、くっ…………」 僕の手の中で長谷部くんの屹立がびくびくと震え白濁を吐き出す。きつくなる締め付けに逆らわず、僕も長谷部くんの中に精を注ぎ込んだ。 はあはあと荒い...
短編

長谷部がお仕置きセックスをされるだけの話

5052文字「長谷部くん?」 寝室のドアを開けると、ブゥゥゥゥゥンと低い唸りが聞こえてきた。 光忠は軽く口の端を上げて鼻歌でも歌いそうな調子で部屋に足を踏み入れる。「ただいま、遅くなってごめんね」 シュル、とネクタイを解いてジャケットをハン...
短編

瞳は語る

9773文字 燭台切光忠が遠征から自室に戻って一番最初に目にしたのは、灯りもつけない部屋の中、鞘から出した自分の本体をじっと見つめている恋人の姿だった。「……長谷部くん? 手入れなら電気つけた方が……」 手探りで壁のスイッチに手を伸ばそうと...
短編

巷で噂の

12623文字「洋菓子が食ーべーたーいー!」 きっかけは審神者のその一言だった。 その本丸の厨を仕切っているのは初期刀の歌仙兼定だった。彼は和食および和菓子全般をそれは手際よく作り上げるものだが、なぜだか洋菓子を作るのが苦手だった。そのうえ...
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