短編

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さよならキャメル

8276文字 長船光忠という男は、優しく非の打ちどころのない男である。「みっちゃんせんせー、えみりのクッキーあげるー」「あー! みっちゃん、りーこのクッキーも食べてよ!」「はいはい、順番に食べるからちょっと待っててね」「あれ、おまえら何して...
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僕らの距離

3165文字「シートベルト忘れるなよ」「わかってるよ」「嫌いだからって、つけた後抜け出すのもなしだぞ」「ちっちゃい頃の話はやめてってば」 僕がむっとして唇を尖らせると、運転席の長谷部くんは「ははっ」と愉快気に声を上げた。「あんなに小さかった...
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美味しく料理されたのは

2063文字 つやつやぴかぴかと光る白米の上、さっくり揚がった黄金色の天ぷらたちに、茶色く光るたれを三本口のたれかけから惜しげもなくどぼどぼと降り注ぐ。胡麻油の香る香ばしい湯気の中から、新たに甘辛い香りがぶわりと立ち上った。「はい、召し上が...
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甜品を食べよう!

3816文字※※※こちらの話と同じ本丸設定です※※※「僕のスイーツ男士としての地位がはちゃめちゃに脅かされている」 いきなりそう言い出した燭台切に、審神者は「はあ」としか言えなかった。 燭台切がトンチキなことを言い出すのは大抵長谷部絡みのこ...
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レンタル彼氏長谷部くん

29565文字(全2ページ合計) その本丸は元々はごくごくありふれた普通の本丸だった。 歯車が狂いだしたのは審神者が怪しい投資話に乗った頃だった。元々ギャンブルが好きで浪費癖のある審神者だったが、本丸の刀達が一丸となって支えてようやく通常の...
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夜半、男の夢を見る。

12148文字(全6ページ合計) ――これは、夢だ。 敵襲だ、と遠くで誰かが叫ぶのを、「わかっている!」と返して、長谷部は己の本体を構えたままじりじりと間合いを測る。 眼の前には足の速い槍や苦無達がひしめき、退路は中脇差達が塞いでいる。その...
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僕のふたりのお嫁さん

6731文字 戦場の土埃や返り血を湯殿で軽く落としてから、僕は恋人達の待つ部屋へと足を急がせた。悪趣味な彼らは僕の体臭があった方が興奮するのだと残念がるけれど、戦場から帰ったそのままの姿で彼らとそういうコトをするなんて僕の矜持が許さない。 ...
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戀という字を分析すれば

14073文字(全3ページ合計)「主、恋とはどういった感情なのでしょうか」 この本丸では月に一度審神者が刀剣男士たち一人一人と面談を行うのが慣例となっていた。本丸には慣れたか。なにか不満はないか。欲しいものはないか。人として生活するにあたっ...
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激しいのがお好き

11605文字(全2ページ合計)激しいのがお好き「あっ、ん、みつただぁっ」「っう、くっ…………」 僕の手の中で長谷部くんの屹立がびくびくと震え白濁を吐き出す。きつくなる締め付けに逆らわず、僕も長谷部くんの中に精を注ぎ込んだ。 はあはあと荒い...
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長谷部がお仕置きセックスをされるだけの話

5052文字「長谷部くん?」 寝室のドアを開けると、ブゥゥゥゥゥンと低い唸りが聞こえてきた。 光忠は軽く口の端を上げて鼻歌でも歌いそうな調子で部屋に足を踏み入れる。「ただいま、遅くなってごめんね」 シュル、とネクタイを解いてジャケットをハン...
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