催眠

短編

へっぽこ催眠術師と優秀なアルバイト

4388文字 『本日休診日』と札のかかった入口を抜け、アースカラーで統一された待合室を通り過ぎ、まっすぐに奥のドアへと向かう。「長船先生、おはようございます」 そう言ってスライドタイプのドアをがらりと開けた。待合室より幾分か薄暗い照明に一瞬...
短編

恥ずかしがり屋もたまになら

6053文字「長谷部くんって、恥じらいが足りないよね」 突然恋仲の刀からそんなことを言われて長谷部はことりと首を傾げた。 いつものように二人で晩酌をして、いつものように熱烈な交合をしようとして布団に倒れこんだところだった。「何か問題があるの...
短編

水底の箱庭

27726文字 金曜の終業後、待ち合わせ場所に指定された居酒屋に行くと、既にジョッキを傾けている黒髪の美丈夫の姿が見えたので、俺は何も言わずに向かいの席に腰を下ろした。「……またか」「まただよ」 そう言ってグビリとビールを飲み干す喉の動きに...
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