本丸軸

短編

激しいのがお好き

11605文字(全2ページ合計)激しいのがお好き「あっ、ん、みつただぁっ」「っう、くっ…………」 僕の手の中で長谷部くんの屹立がびくびくと震え白濁を吐き出す。きつくなる締め付けに逆らわず、僕も長谷部くんの中に精を注ぎ込んだ。 はあはあと荒い...
短編

瞳は語る

9773文字 燭台切光忠が遠征から自室に戻って一番最初に目にしたのは、灯りもつけない部屋の中、鞘から出した自分の本体をじっと見つめている恋人の姿だった。「……長谷部くん? 手入れなら電気つけた方が……」 手探りで壁のスイッチに手を伸ばそうと...
短編

巷で噂の

12623文字「洋菓子が食ーべーたーいー!」 きっかけは審神者のその一言だった。 その本丸の厨を仕切っているのは初期刀の歌仙兼定だった。彼は和食および和菓子全般をそれは手際よく作り上げるものだが、なぜだか洋菓子を作るのが苦手だった。そのうえ...
短編

恥ずかしがり屋もたまになら

6053文字「長谷部くんって、恥じらいが足りないよね」 突然恋仲の刀からそんなことを言われて長谷部はことりと首を傾げた。 いつものように二人で晩酌をして、いつものように熱烈な交合をしようとして布団に倒れこんだところだった。「何か問題があるの...
短編

初恋すてっぷ・あなざー

11663文字 僕は燭台切光忠。長船派の祖・刀工光忠に打たれた刀の一振りで、伊達政宗公に名づけられ、水戸徳川家と長く共にあった太刀だよ。青銅の燭台だって切れるんだ。 僕の朝は早い。男たるもの、朝起きた時から夜眠る時まで――できれば寝ている時...
短編

泣き虫光忠とその保護者長谷部の話

8977文字 俺はどこにでもいる普通のへし切長谷部だ。そしてこれもまたありきたりだが、燭台切光忠と付き合っている。そこまでは、まあいい。よくある話だ。 ただ問題は、俺の光忠が一般的な燭台切光忠からは少々外れた個体だということだ。どういう風に...
短編

スイートハニーは俺のもの

7960文字「わー、光忠だ!」 駅のホームで電車を待っていると、後ろからそんな声が聞こえて内心どきりとした。「光忠、マジでかっこいいよね」「今度の写真集もう予約した?」「通常版と限定版両方とも予約済」「いいなー。私悩んでとりあえず限定版だけ...
短編

愛を一輪

8307文字(全2ページ合計)愛を一輪「長谷部、そっちの水揚げは済んだか?」 「ああ、薬研か。手筈通りだ」 「そうか。こっちも大体終わった。……奴やっこさん、今日も来るかな」 ドキリとしたのを気づかれないように、俺はくるりと後ろを向いて手の...
短編

本丸ダイエット大作戦!

9977文字 その日の夕方、審神者は自室で目を覚ました。 壁掛け時計を見れば時刻は十六時で、まだ夕餉前の時間である。昼寝でもしてただろうか、と思ってぐるりと首を動かすと、不機嫌そうな近侍の顔がそこにあって思わず声をあげた。「は、長谷部」「気...
こころなしてとて春を知る

春過ぎて君想うこと

6998文字前の話へNOVELへシリーズ一覧へ 桜の花びらがすっかり散り、甘い蜜の香りを振りまく躑躅がしおしおと枯れ落ちる頃、俺は光忠と並んで今が盛りの庭の藤棚の下を散歩していた。「綺麗だな」「ああ」 そんなことを言っておいて、光忠の琥珀の...
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